出来過ぎた話。
このニュースを読んだとき、驚きと期待の片側には、そういう率直な感覚が在りました。なにせサーファーかつスノーボーダーな物理学者というキャラ設定に、「超ひも理論」さえ包括してしまうという、なんだか解らんが、とんでもなくスゴいことだけは理解できる出来事を掛け合わせているわけですから、当然でしょう。
しかも、
この理論の最も興味をそそる点の1つは、来年スイスで運用開始予定のCERN(欧州原子核研究機構)の強力な粒子加速器『大型ハドロンコライダー』(LHC:Large Hadron Collider)を使って、超弦理論よりも簡単に検証できる可能性があることだ。
なんて、やけにワクワクさせる予告つき。
さらに物語の主役が「E8」と呼ばれる幾何学図形で、ビジュアル的にもなかなかきれいなものだから、困ったものです。
こうなったら、どんどん話を膨らましてほしいですね。みんなでわぁーっと想像力を注ぎ込めば、いつの間にか本当の事になってるような、そんなもののような気がする。あの「飛行石」もあの「どこでもドア」も理論を応用すれば、それなりのものが実現するんでないかと、取り急ぎまずは夢想してみる。
蛇足ですが「CERN」で、思い浮かぶのは、ダン・ブラウンの「天使と悪魔」。出来過ぎた話を楽しむって点では、やけに共通しますね。この著者のトンデモない想像力は、他の小説家が下手に真似出来ないというところで、ひとつの才能と言えるのではないでしょうか。